寒い時期もピークを迎えて、腰の痛みを訴える患者様が多い。
まず一つは腸を冷やしている、ということが原因と思われる。
ビールを初めとした冷たい飲み物を多量に取り、慢性的に腸を冷やし、それが腰の痛
みとなって症状に出る。
次は寝ている時に冷やしてしまっている、という問題。
使っている布団やマットレスの種類や、その環境。
床からの寒気が寝具を通して体に伝わってしまっている場合。
次に入浴の問題。
こんなに寒くてもシャワーで済ませている人がとても多い現状。
忙しくてお風呂を沸かす時間がない。
面倒くさい、など。
シャワーでも体は暖まるがそれは表面だけのことで、表面が熱くなれば体の深部から
冷やそう、という力が働くため、結果体はとても冷える。
そしてもう一つ、仕事場での足もとの冷え。
パソコン作業などで仕事に夢中になり、足もとが冷えていることに気付かないことが
多いようだ。
これがまた腰に来る。
腸を冷やさないためには生ものを避け温かい食べ物、生姜や根菜類などを工夫する。
ビールはとても体を冷やすので避ける。
デスクワークなどでは足もとに暖房器具などを置いて冷えに対処する。
寝る時には腹巻をして、床からの寒気に気を付ける。
レッグウォーマーや湯たんぽを工夫して足元を冷やさないようにする。
いくら面倒くさくてもお風呂を沸かしてゆったり浸かる習慣を付ける。
横隔膜よりも下を充分に温めてから、肩まで浸かって長すぎない程度で上がる。
肩までの長い入浴は場合によっては心臓への負担になる。
それらのことに注意しながら、腰を守って冬を乗り切ってもらいたい。
夏は夏で冬以上にクーラーという敵がいるので、これまた腰の難行であるのだが。
何を隠そう、今僕も腰が痛い。
上記のことに気を付けていても、何かミスって腰に来る。
僕の場合仕事場での足の冷えが腰に来ているらしい。
こうなってしまえば自分で鍼治療とお腹に温灸を施すことになる。
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