top of page
  • 執筆者の写真

「Let's begin、パート6」大阪市、西区、阿波座

僕はドイツに住んでいたことでドイツとその周りのヨーロッパ諸国のことしか分から

ないが、彼らは根っからの議論好きである。

一つのことに対して議論が始まれば一晩中でも続く。

議論というのは喧嘩ではない。

相手の主張をきちんと聞いて、その意見に敬意を示しながらも自分の意見を余すこと

なく表明する。

彼らはいわゆる議論というゲームがとても得意である。

僕もよく彼らの議論に言葉の壁が立ちはだからない程度に参加した。

しかし議論に興が乗ってくるともう話している内容は理解できない。

7年住んでいても理解は不可能であった。

しかしそこから喧嘩に発展するようなことはまずなく、穏やかに会話は進められた。


一方日本人は議論という行為がとても下手である。

議論すればすぐ胸ぐらを掴んで喧嘩となり、自分の意見を押し通すことばかりに夢中

になる。

それがいやだから議論は避け、すべてを冗談で紛らして笑って過ごしている。

誰かが議論を持ち出せば、すっとなにげなく話題を変えて意見のぶつかりを避けて人

間関係を保とうとする。

しかしこれでは我々の中で問題を手捏ねて形を成していくという結果をもたらさない。

玉ねぎと牛肉のミンチと卵と小麦粉を捏ねてハンバーグの形にするみたいに。

材料がばらばらのままで放置され続けている我々の生き方が、とても特異的である事

実に我々は気付いていない。


閲覧数:3回0件のコメント

最新記事

すべて表示

「Let's begin、パート22」大阪市、西区、阿波座

このところデパートの紳士物の服や靴を見ていても、オシャレ、と言えるようなセン スのものが見られなくなって来た。 どのメーカーのデザイナーもセンスが消失し、且つ怠けているのでは、と思っていた が、どうやらそうではないようである。...

「Let's begin、パート21」大阪市、西区、阿波座

今朝のヤフーニュースを見て二度驚愕した。 去年に発生していた重大事件が今になって公開されたこと。 膨大に広がる将来を約束されていた少年の命を奪ったのが政府の政策であること。 「ワクチン接種数時間後に急死 「息子は浴槽に沈んでいた…」国の結論はまたも“ 評価不能”...

「Let's begin、パート20」大阪市、西区、阿波座

この国の専門家と呼ばれる人たちは、どうしてこうピントが外れているのだろう、と 首を捻ることが三つ出て来た。 一つはコロナ感染対策、もう一つはヒトパピロマウイルス感染予防、それからワクチ ン接種のことである。 コロナ感染対策としてマスコミに出て来る専門家たる医療関係者が皆訴え...

Comments


bottom of page