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「鍼灸治療の流派、パート3」

最終更新: 2019年4月11日


2018、4、22 音楽の世界で、僕のその時に出来る僕なりの挑戦を繰り返していた。 それがとりあえずの一段落を迎えた時、僕はそれなりの年齢を迎えていた。 10年が過ぎていたのだ。 その間に通い続けていた鍼灸師の先生が他府県に引っ越されてしまったが、同じ治療 方法の鍼灸師などすぐ見つかるだろうと考えていた。 ネット検索や聞き込み、様々な情報を集めてみたが、同じような流派の鍼灸治療は容 易には見つからなかった。 その時にあの治療は、日本においてはとても特異的な流派なのだということが分かっ て来た。 もう諦めかけていたころ、あるピアニストの女性と練習前に世間話をしていた時、彼 女のお姉さんが鍼治療に通っていることを聞いた。 「お姉さん、どういう治療と言っている?」とその時も興味を持って尋ねた。 「私もお姉さんについて行って一度だけ治療を受けたんだけど、云々」と彼女は 説明した。 僕はそれを聞いて目を丸くした。 探し続けていたあの治療にとても似ているのだ。 でも、かといって同じ治療方法とは限らない。 連絡先を教えてもらって、あまり期待せずに出かけてみることとした。 僕の担当の先生は、僕より少し年上に見える寡黙な男性だった。 たんたんと治療を進め、ぽつぽつとしか話さない。 治療は探していたものと全く同じ方法であった。 「僕は以前~先生の治療を長く受けていたのだ」と説明すると「我々の師匠は一人で 台湾に渡り、中国人から直接中国古流の流派を伝授され、免許皆伝を得て帰って来た 人です。茶木さんが治療を受けていた先生も、我々と同じその師匠の門下になります。 でも門下生はとても少ないので、ほんの数人しかいません。この治療院は師匠が開 かれた本部ということになります」と説明を受けた。 なるほど、僕は偶然にも憧れの流派を日本に持ち帰った人物の下に辿り着いていたの だ。 後で分かったことだが、その日僕を担当した先生は、師匠と呼ばれている人物の日本 での一番弟子に当たる人物であったようだ。

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