「鍼灸治療の流派、パート7」大阪市、西区、阿波座

最終更新: 2019年4月11日



2018、6、24

学校での生活も少しずつ慣れ、二年間が過ぎ、僕は最終学年の三年生を迎えていた。

いよいよ国家試験を意識しない訳にはいかなくなってくる。

と共に、二年生までの按摩臨床に加えて、鍼臨床が入って来る。

臨床というのは、校舎の一階に設けられた臨床室に近所の方々が来られて、我々学生

の治療を受けて下さり、若干の治療費をいただくというものである。

もちろんその治療費は我々学生の財布には入らない。

臨床に必要な諸々の経費に使われるのだ。

もちろん我々学生は無資格で、先生が横に付いて指導しながらという条件付きで政府

から許可をもらっている行為で、患者様はその研究に協力するというのが名目である。

三年生では秋に卒業論文として一つの研究テーマを決めて、それを臨床での治療経過

と結果に基づいて資料をまとめ、全学生、先生方の前で発表しなくてはならない。

そのためにも一人の患者様を選んで、何回かの治療にご協力いただくことをお願いす

る。

僕は女性の月経にまつわる様々な不快感をどのように軽減するか、ということをテー

マに研究することとした。

しかし、そのような治療は今の日本での一般的な鍼治療では不可能なのである。

もちろんそこには、卒業後に僕が弟子入りする流派の治療を用いて、という狙いがあ

った。

このことがやがて学校内での煩わしい問題を僕にもたらすことになる。

10回の閲覧

最新記事

すべて表示

「鍼灸治療の流派、パート23」大阪市、西区、阿波座

皆さんの家で使用している塩はどのようなものですか。 食塩と呼ばれているものですか、それとも天然塩ですか。 治療に来られる50歳以上の方々は、驚くほど皆血圧降下剤を飲んでいます。 医師に勧められて飲まされていることもありますが、血圧が高くなる原因を 年だから、と納得している人がほとんどです。 しかしこれが年とは関係なく、日常口にしている塩が原因とすればどうでしょう。 スーパーなどで売っている白いさら

「鍼灸治療の流派、パート22」大阪市、西区、阿波座

2020、5,5 阿波座に茶木鍼灸院を開設して、2年が過ぎようとしていた。 そのころも時間を見つけては師匠のところに通い、その都度ボロクソに言われながら も、少しずつでも技術を盗もうと躍起になっていた。 厳しい指導を受けながらも不思議とそれさえとても楽しく、その都度確実に獲得して 行く知識と技術を楽しんでいた。 一方、一年間勤め先を探し回った末、そのころには結局卒業時に学校から

無題   大阪市、西区、阿波座  

2020、4、20 次に思い出すのが、僕が歌の勉強のためにドイツに旅立つ日、家の近くのスーパーの 前まで一緒に歩いて、大きなスーツケースを転がす僕を見送って「ほな、元気に行っ てらっしゃい!」と声を掛けた母。 その後、僕は7年間帰国しなかった。 帰ったら妹に双子の子供が生まれていて、もう三歳になっていた。 母はお土産に持ち帰った香水を嬉しそうに服の上から振りかけていた。 それ以後を思い出そうとして

© 茶木鍼灸院 All rights reserved.

  • Black Facebook Icon
  • Black Instagram Icon
  • Black Twitter Icon