フォーラム記事
2019年6月17日
In 茶木相談窓口
まず、腱板断裂とは何かということですが、腱板の正式名は回旋筋腱板(ローテータ
カフ)と言います。
肩甲下筋・棘上筋・棘下筋・小円筋の肩を回すための四つの筋肉を合わせて総称しま
す。
ピッチャーがボールを投げるために肩を回して腕を後ろに弾くような動作の際に、そ
の四つの筋肉が協調的に働きます。
クロールでも同じ動作ですね。
その四つの筋肉が腱によって骨に繋げられている部分が、合わさって板の様になって
いる様を言います。
ここがやぶれたようになった状態を腱板断裂と言います。
瞬間的に筋に過剰な負担がかかったんですね。
一般的にこれが治癒することは難しいと言われています。
痛みが酷い場合や、スポーツ選手として復帰したい場合は手術も考えられますが、今
お話をお聞きする限りは、生活にそう妨げにはなっていないようなので、断裂の度合
はあまり大きなものではなく、また周りの筋肉がうまく損傷をカバーしてくれている
と想像できます。
だから水泳などで筋肉群に過剰な付加を掛けると、骨にうまく付着していない腱の部
分が痛むことになる訳です。
念頭に置くことは、断裂は消えてはいないということ。
それから損傷をカバーしてくれている周りの筋たちを、冷やしたり使い過ぎたりして
堅くしないということでしょう。
さて鍼治療で何が出来るか、ということですが、もちろん断裂を直すことは出来ない
ので、サポートしてくれている筋肉たちのストレスと疲れを取り、血液循環を促して
栄養を回し、柔らかくしなやかに働けるようエールを送ることです。
そのようにして損傷した腱を労わりながら、無理を避けて、メンテナンスして行けば、快適な生活が続けられるはずです。
ご来院をお待ちしています。
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2019年6月15日
In 茶木相談窓口
どこか体の一部がしくしく痛むというのはいやですよね。
強打した処、捻挫したところなんかは何十年と鈍痛が残ることがあります。
これを慢性疼痛と言います。
検査してもどこにも異常がないのに、鈍痛はどうして長年残るのでしょう。
それは、強打した部分に発痛物質が溜まって、浮腫のようなものを形成し、血管を収
縮させるためと言われています。
そこに体の老廃物も溜まって行きます。
よって、発痛物質が流れず、痛みを感じ続けるということです。
また、完治していたとしても脳がその部分の痛みを覚えていて、鈍痛としてずっと感
じ続けるということもあるようです。
この場合鍼による経絡治療で、滞った気の流れを促すことによって痛みが改善されて
行くこともあります。
ただ個人差があり、必ず改善するという断定はできません。
でも痛み止めを飲み続けるというのも体に悪影響が多いので、経絡治療を何度か続け
て受けて見られるのも、全く違う方面からの治療です。
少しでも軽減すれば気も晴れます。
経絡治療の場合、診せてもらわないと断定はできませんが、おそらく痛い部分に直接
鍼をすることはないと思います。
一度診させて下さい。
ご連絡をお待ちしています。
茶木 敏行
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2019年6月09日
In 茶木相談窓口
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